「長時間のゲームや作業、椅子の上であぐらをかけたら最高に楽なのに…」 「AKRacingの椅子って、両サイドが盛り上がってるけど、あぐらはかけるのかな？」
eスポーツの最前線から快適なデスクワークまで、幅広いシーンで絶大な支持を得るAKRacingのゲーミングチェア。しかし、その特徴的な「バケットシート形状」を見て、「この椅子で、本当にリラックスしてあぐらをかけるのだろうか？」と疑問に思っている方は、実は非常に多いです。
せっかく高価な椅子を買ったのに、自分の好きな姿勢がとれずに後悔する…そんな事態は絶対に避けたいですよね。
AKRacingの標準的なモデルは、体をホールドする設計上、確かにあぐらに不向きな場合があります。しかし、座面が広くフラットに設計された特定のモデルを選べば、驚くほど快適にあぐらをかくことが可能です。
そこで今回は、AKRacingの座面形状の謎を解き明かし、快適にあぐらをかくための「3つのチェックポイント」、そしてその条件をクリアした「鉄板モデル3選」を、どこよりも詳しく、そして分かりやすく解説していきます。
そもそも、なぜAKRacingはあぐらに不向きと言われるのか？
この疑問を解決するためには、まずAKRacingの椅子のルーツを知る必要があります。
AKRacingのゲーミングチェアは、もともとレーシングカーのシートを設計・製造していた技術を応用して作られています。カーレースでは、急なカーブでもドライバーの体がブレないよう、シートの側面が盛り上がった「バケットシート」が採用されています。
ゲーミングチェアも同様に、この座面のサイドサポートが体をしっかりホールドし、正しい姿勢を維持しやすくしてくれます。一方で、このサイドサポートがあぐらをかいた際には太ももやくるぶしに当たってしまい、結果として窮屈さや痛みを感じる原因となるのです。
つまり、AKRacingの座面が狭いのではなく、「体を支えるための凹凸（おうとつ）が、あぐら姿勢と相性が悪い場合がある」というのが、より正確な表現になります。
あぐらをかけるAKRacingを見極める、3つのチェックポイント
では、どうすれば快適にあぐらをかけるモデルを見つけられるのでしょうか。以下の3つのポイントに注目すれば、もう迷うことはありません。
座面の「有効幅」と「フラットさ」
最も重要なのが、座面の「横幅」です。しかし、ただ全体の横幅を見るだけでは不十分。本当に注目すべきは、サイドサポートの内側にある、平らな部分の「有効幅」です。
- チェックポイント:
- 自分のあぐらをかいたときの横幅（膝から膝まで）をメジャーで測ってみましょう。
- その上で、公式サイトの製品寸法図を確認し、座面の有効幅が最低でも40cm以上あるモデルを選ぶのが理想です。
サイドサポートの「高さ」と「角度」
次に、太ももに当たるサイドサポート自体の形状を確認します。
- チェックポイント:
- できるだけサイドサポートが低く、角度がなだらかなモデルを選びましょう。
- 上位モデルになるほど、このサイドサポートが緩やかに設計されている傾向があります。逆に、ホールド感を重視したエントリーモデルは、サポートが高く、角度が急な場合があるため注意が必要です。
アームレストの「可動域」
これは意外と見落としがちな、しかし非常に重要なポイントです。あぐらをかくと、当然ながら膝が椅子の外側に出っ張ります。
- チェックポイント:
- アームレストが「左右のスライド機能」を持つ「4Dアームレスト」搭載モデルを選びましょう。
- あぐらをかく際にアームレストを外側にスライドさせれば、膝がぶつかることなく、快適なスペースを確保できます。3Dアームレストにはこの機能がないため、窮屈に感じる可能性があります。
【2025年版】あぐらをかける！AKRacing鉄板モデル3選
上記の3つのチェックポイントを高いレベルで満たした、あぐら派のあなたのための鉄板モデルを3つご紹介します。
AKRacing Pro-X V2
あぐらをかくなら、まず検討すべき最強の選択肢
大柄な体型の方や、ゆったりとした座り心地を求める方向けに設計された、AKRacingのフラッグシップモデル。その最大の特徴は、シリーズ最大級のワイドな座面です。
サイドサポートもなだらかに設計されており、有効幅が非常に広いため、大柄な男性でも余裕をもってあぐらをかくことができます。さらに、アームレストはもちろん高機能な4Dタイプを搭載。まさに、あぐら派のためにあると言っても過言ではない、最もおすすめな一脚です。
◆ 主な仕様
- 座面タイプ: ワイド設計
- アームレスト: 4D
- 推奨身長: 170～190cm
- 素材: 高耐久PUレザー
ポチップ
AKRacing Premium シリーズ
フラットな座面が魅力。オフィスチェアに近い快適性
オフィスでの使用も想定して設計された、AKRacingの最高級シリーズ。他のゲーミングモデルと一線を画すのが、サイドサポートの盛り上がりが非常に緩やかで、フラットに近い座面です。
そのため、バケットシート特有の「お尻がハマる感じ」が苦手な方や、椅子の上で頻繁に姿勢を変えたい方に最適。もちろん、座面の横幅も十分に確保されています。上質な素材感と相まって、あぐら姿勢でも非常にリラックスできるでしょう。
◆ 主な仕様
- 座面タイプ: フラット設計
- アームレスト: 4D
- 推奨身長: 165～185cm
- 素材: 高耐久PUレザー
ポチップ
AKRacing Wolf (ウルフ)
標準体型・小柄な方向け。コスパで選ぶならこの選択肢
「Pro-X V2は魅力的だけど、予算や体格が合わない…」という方に検討してほしいのが、この定番モデルです。座面はPro-X V2ほど広くはありませんが、標準的な日本人体型であれば、工夫次第であぐらをかくことも可能です。
ただし、サイドサポートはしっかりしているため、長時間あぐらをかくことを主目的とする場合は、少し窮屈に感じるかもしれません。一方で、通気性の良い布製である点は、他の2モデルにはない大きなメリットです。
◆ 主な仕様
- 座面タイプ: スタンダード
- アームレスト: 3D
- 推奨身長: 160～185cm
- 素材: ファブリック（布）
ポチップ
まとめ：あなたのための「あぐらチェア」はこれだ！
AKRacingで快適にあぐらをかけるかどうかは、あなたの体格と、選ぶモデルの「座面設計」にかかっています。
- ゆったりと、最高の快適性であぐらをかきたい大柄な方 → Pro-X V2 が最高の選択です。
- バケットシートのホールド感より、フラットな座面が好きな方 → Premium シリーズ が後悔のない選択となるでしょう。
- 標準体型で、コストも重視しつつ、たまにあぐらをかきたい方 → Wolf が候補になりますが、可能であれば一度試座してみることをおすすめします。
ゲーミングチェアは、あなたの集中力と健康を支える大切な投資です。この記事を参考に、あなたの理想の「あぐらライフ」を実現できる、最適な一脚を見つけてください。
アームレストについて知りたい方はこちらの記事もぜひ参考にしてください。
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